業務内容

住宅基礎工事

木構造建築物、主に一般住宅には、布基礎とベタ基礎が用いられます。地盤の補強と整地を兼ねた地業を行ない、その上に捨コンクリートをし、構造に適応する基礎が施工されます。

・布基礎とは
Tの字を逆にした断面形状の鉄筋コンクリートを連続して設けた基礎のことで、以前の木造住宅は、この布基礎が主流だったが、近年は以下の「ベタ基礎」を採用するケースが多い。

・ベタ基礎とは
基礎の立上り部分だけでなく、底板一面が鉄筋コンクリートになっているもので、住宅の荷重を底板全体(面)で支える。
また、地面をコンクリートで覆うため、地面からの湿気やシロアリの侵入を防ぐ。

鉄筋工事

鉄筋工事とは、建物の骨組みである鉄筋を作る工事です。
図面に沿って鉄筋を組み上げて、建物の基礎となる骨組みを作ります。建物の寿命を左右する重要な工事です。
鉄筋は、ビルや橋梁、トンネル、高速道路など、さまざまな建設工事に用いられているため、需要も高いです。
鉄筋工事は、大きく分けて以下の2種類の工事があります。

・鉄筋加工組み立て工事
鉄筋の配筋と組み立てを行う工事です。鉄筋を図面通りに曲げたり切ったりした後、建物の構造にぴったりはまるように加工を施します。加工された鉄筋は現場に運搬され、施工図通りに組み立てを行います。

・鉄筋継手工事
鉄筋継手工事は、配筋された鉄筋を接合する工事を指します。工法は、主にガズ圧接継手、溶接継手、機械式継手の3種類があります。

型枠工事

コンクリートを使用する建築工事の際に必要な手順のひとつで、建造物の骨組みを鉄筋や鉄骨で作り、周りをパネル板で囲って中にコンクリートを流し込んで鋳造するための手法。
具体的には型枠の計画から、コンクリートをはじめパネル板などの材料の準備、下ごしらえ、パネル板の組み立て、検査、解体、整理などがあります。

コンクリート工事

建物の基礎となる鉄筋組みや型枠が作られたところに生コンクリートを流し込み、基礎図面通りに仕上げます。
数人のチームで作業を行うことが多い作業が中心です。生のコンクリートを流しこむことを「打設」といい、バイブレータという振動機を使いながら空隙をなくし高密度状態にすることを「締固め」といいます。
「締固め」により、隅々までコンクリートを均等に広げたり、空気や水分を押し出すことができます。その後、トンボや金ゴテを使い表面を平らにする「均し作業」を行います。